浅草編②(浅草十二階、浅草六区)

 浅草編②は、浅草十二階(凌雲閣)から。
 サクラ大戦1の冒頭動画をはじめ、何度も登場する名所。
 新においても、浅草十三階として健在です(理屈からいえば、再建したということでしょうけど)。
 史実では、1890年(明治23年)竣工、十二階建て、52mの建物で、当時の日本最高長の建物でした。

 これを凌ぐ建物は、1935年(昭和10年)に現存する日本橋の三越本店の増築を待たねばならないほど、時代を先取りした高層建築だったといえます。
 また、日本初のエレベーターが設置されたことでも有名ですが、故障しがちで、竣工翌月には運転を中止しているという、なんともな顛末。
 ついでに、当初こそ人気のある観光名所だったものの、大正に入るころには人気は低迷し、浅草十二階下は私娼窟と化していたとも。
 1923年(大正12年)9月1日の関東大震災により崩壊。
 跡地は区画整理も行われ、わかりにくくなっていましたが、2018年(平成30年)のビル建築工事の際、土台となるコンクリートと基礎の煉瓦が発見され、その後、当該のビルの壁面に浅草十二階の絵が描かれています。
 なお、正確な位置は、写真左奥の交差点のあたりがほぼ中心になります。

 続いては、浅草六区/活動写真館
 1の4話、アイリスとのデートで浅草に訪れるエピソードで登場し、以後も何度か各種メディアで登場しています。浅草六区あるいは公園六区と通称されたこのエリアは、江戸時代からの歓楽街で、昭和30年代までは東京最大の繁華街でした。

 ですので大正当時、浅草に遊びにいくというのは、今でいえば渋谷や新宿に遊びにいくようなものだったのです。サクラに度々登場するのも納得ですね。
 ちなみに、上の写真と同じ場所となるのは、このあたりのようです。

 そして、1の4話では大神はアイリスと映画を見に行って、その直後に大変な騒動になるわけですが、小説版では国内常設写真館第一号という記載があるので、電気館(後、浅草電気館)ということになりますね。
 1903年(明治36年)に開館した日本初の常設映画館で、大正当時は松竹の経営でした。

 1976年(昭和51年)に閉館し、1987年(昭和62年)に現在の電気館ビルが落成しています。

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